【プロフィール】菊和-生産技術準備室の匠
大学院生産工学科修了後、自動車会社T社に入社。以後12年、自動車の鋳造生産技術開発~量産立上げを担当。
2011年4月、菊和に転職。
キクワの環境は、とても豊かだと思う。独自の技術蓄積に加えて、一流大手で鍛えぬいた熟練たちの挑戦心や知恵が、切磋琢磨し、新たな形として融合しつつあるからです。大企業が得意な技術と中小企業が得意な技術の融合というユニークなテーマの中、生産技術全般の取りまとめを担当できることは、いちエンジニアとして興味が尽きない。 若いヤツらもそこから盗み放題なわけだから、面白くないわけがない、ワクワクして欲しい。師匠が多くて刺激的じゃないかな。先輩、後輩関係なく、お互いの技術論を尊重し、率直な意見交換を楽しむ。つい議論に夢中になって、時計を見て大慌てなんてことも日常茶飯事。背景が違う仲間だからこそ、お互いに学びがじつに多い。個性派の仲間といっしょに、生き生きとキクワの未来をつくっていけるんだ。そう思うと、つい胸がときめきます。
自動車会社に、新卒から12年間お世話になりました。入社後すぐ「鋳造の生産技術をやりたい」と手をあげたのは、世界で手本とされる“生産方式・生産技術”に触れてみたいと考えたから。 会社を代表する高級車や、ハイブリット世界戦略車も担当。エンジンや駆動系など、車両設計部隊と共に開発から生産立上げ業務をまかされた。しかしモノづくりの原則は、車両の設計性能を追求するという単一目標だけではない。良品をいかに廉価に、いかにスピーディーに量産できるか。そんな組織目標を達成する生産技術の確立が、本質的なダイゴ味なのです。だから社内の設計部門に提案をぶつけることもたびたび。「この形状では製造コストが高くつきます。生産性向上のために、ここを改善工夫すれば品質を保持しつつ、生産性が上がります。」若いのに生意気も言った。ちょっとした波風も立てた。でもその勇気が結果的に、高い次元で性能とコストを満足させ、世界各国の生産拠点での同時立上げを成功させ、そして、車を買う世界のエンドユーザーの「ありがとう」につながる。一級の技術者とは、受け身ではなく、自らの手で変化と進歩を楽しむ人だと思います。
大企業は似たような部品づくりで、マンネリ化することも多い。でもキクワなら、さまざまな業種の多彩な部品で技術の幅を広げることができる。しかも20代前半であっても、上流から設計にも意見ができる。逆にいえば手探りの挑戦も多く、若くして痛い目を見ることもある。でも、それがいいのです。「弛まぬ改善、弛まぬ成長」が合言葉です。キクワ式生産技術の確立が、当準備室の使命。あなたと一緒に、グローバルな特命に挑んで、方法論そのものを共につくっていきたい。先輩への恩返しは、先輩との対等な技術論、後輩への対等な技術論で返してください。抜きつ抜かれつ、自分磨きを楽しもう。私も自分磨きを怠らないように頑張ります。私自身若い頃に、日本、中国、イギリス、アメリカで働いた経験が貯金になっている。海外経験はあなたの人生において、まぶしい宝石となるでしょう。動かされる側ではなく、組織の動きを創る側にまわりたい人。ぜひ私達と共に一勝負しませんか。